Q:具体的なお仕事内容を教えてください。
訓練生をサポートするのがコーディネーターや企業開拓担当のしごとですが、私は、コーディネーターや企業開拓担当の仕事をサポートするのが一番大きな仕事です。日々これらの担当者から報告を受け、アドバイスや指示をしています。訓練生との関係では、朝礼や終礼で訓練生に有益と思える情報をお伝えしています。
Q:今まで、どのくらいの人がジョブトレで就労先が決定しましたか?
過去4年の実績でいうと、トータル660人の方を受け入れて、そのうち459人(69.5%)が継続雇用(OJT先でそのまま就職)、OJT終了後3か月経過して、事務局の支援で就職している人が526人(79.7%)です。また、過去の訓練生は、卒業後も相談に来る人が多く、悩み相談や転職相談には常時応じています。
Q:なぜ、若年者に限定した支援なのでしょうか?
それは、他府県と比べて、40歳未満の若年層が突出して失業率が高いからです。40歳以上の方には、また別の支援制度があります。
Q:ジョブトレ開始してみて、想定と違う!と思ったことはありますか?
ありません。予想できないような色々なことが起きるだろうと覚悟して取り組みましたから全て想定内です(^^♪
Q:ご自身にチャンスがあったら、ジョブトレに参加しますか?
私が若い頃は、このような制度はありませんでしたし、企業を物色している余裕はなく、受け入れてくれるところがあればどこでも働くという状況でした。
ただ、今のように企業を選べたり、自分に合った仕事を探せる環境であれば、私も利用していたかもしれません。
Q:今まで、印象に残っているエピソードがあれば教えてください
18年間引きこもりの女性が、座学中の最後の1分間スピーチで「将来の自分に言いたいこと」というテーマで「自分は変われます!」という話をしているのを背中越しに聞いた時に涙が滲んできました。担当コーディネーターは大泣きしていましたが・・・。
Q:どんな人にジョブトレに興味を持ってほしいと思いますか。
自分でできる!と自信を持っている方には全く必要はありません。自信がない、自分を変えたいけど変えられない、どうしていいか分からない、誰も助けてくれないという方の力になりたいと思います。
Q:全国様々な自治体で、類似のプロジェクトがありますが、他自治体との違いや共通点、沖縄ならではの強みがあれば教えてください
ジョブトレと同じ内容の制度は全国にもないと思います。逆に他府県から問い合わせを受けています。きめの細かいサポートが大きな特徴ですし、過去4年間の積み重ねと実績が何よりも私たちの強みです。
Q:これからの課題と目標を教えてください。
課題は、このような良い支援制度があるのに気付かずにいる人に利用して頂けるように事業を告知していくことです。目標は、継続率、就職率共に100%を目指すことですが、最も大事なことは、ジョブトレを受けた訓練生が「ジョブトレを受けて、良かった、今の自分があるのはジョブトレのお蔭だ!」と言ってもらえるようなサポートをすることです。
Q:ジョブトレの申込みを迷っている方へ一言
就職は人生の大きな転機ですので、どうしていいか分からない方が多いと思いますが、「一歩踏み出す勇気」が一番大事だと思います。自らの意志と力で「一歩踏み出して」みませんか?